舟状骨々折に合併した右手根骨不安症 50代女性

ふざけて右手でパンチをした際に右手関節を負傷、後日整形外科を受診され捻挫と診断されたが、1か月以上経ってもなかなか痛みが引かず困っていたところ、ある集まりでその患者様と知り合うきっかけがありその場で相談され後日当院を受診されました

当院の診断では、舟状骨に強い圧痛とエコーにて舟状骨に骨変形があり骨折の疑いがあるとみて提携先の医院にてレントゲン撮影したところ、手根骨の位置が乱れている画像が描写された為手根骨不安定症を疑い手の専門がある医療機関に紹介し手根骨不安定症と診断された(この時点では舟状骨骨折は診断されず)

その後、出先でその患者様と偶然お会いすることがあり、紹介先の病院でMRIにて精査が行われて受診当初に疑われていた舟状骨に骨折が見つかりオペを受け、現在リハビリ中であると教えてもらいました

手根骨不安定症は手の専門医などでなければ見逃される事の多い疾患でありますので、これから先私も見逃してしまって患者様にご迷惑をおかけしないように気をつけたいものです

 

 

エコーにて右舟状骨に骨折を疑わせる画像を観る(右画像は骨形状でくの字の角度が大きく屈曲変形し中央部の骨膜に連続性がみられない)

 

 

レントゲン 左健側 右患側

右手関節中央に離開部(黒い隙間)を確認

 

 

拡大レントゲン

健側                  患側

・                   ・舟状骨と月状骨が健側に比べ少し離開している(中央)

・                   ・舟状骨が短縮して観える(親指側手根骨)

この2つが手根骨不安定症の診断ポイントです